2006年05月07日

「道は開ける」 山崎拓巳

カーネギー著の不朽のロングセラーと同一タイトル書籍です。アマゾンでもベストセラーになったものなので読まれた方も多いでしょう。

主題
「ナチュラル脱皮」
脱皮とは、現状の表皮内部で自己の成長が起り、その変化を獲得する為に古皮を棄てる行為をいう。人間は生きていく過程の中で、表皮(心理的鎧)を身に付ける。身につけるのも難しいが、棄てるのはもっと難しい。成長とは自己偏見や勝手な思い込みをどれだけ棄てられるのか!に尽きるのではないか。
本著の特徴は、なんといっても読んでいて楽しい!この種の本は書き手が講師のようなものが多いが、まるで身近の友人がコーヒーを飲みながら気負いなく、「じゃあこうしてみたら(微笑み)。」とあたたかい。この種の良質な本で、書き手と読み手の距離がこんなに近い本を私は知らない。きっと、この本は時間の風雪に耐えられる本となるでしょう。

読後の収穫

「スイッチング」
〜心に素直に〜
「いいとおもったら、早速やってみよう。失敗したらまたその時、もう一度考えよう!」一見小学生でも知っている単純明快な事が、大人になると二の足を踏む。時に出来なくなる。対面や保身…。「これまでの積重ねたものを失う怖さ」が、まず先にたつからではないか。「それは、出来なかったって言うんじゃない。やらんかったいうんや。」僕はガツンときた!

「ナチュラル」
〜未来の自分に溶け込む〜
「現実が、後から追いついてくる」誰しも、現状のままの自分では限界があるなと感じることはあると思う。まわりも変化と成長をしていく。こういう自分になりたいと思ったら、その視点で物事を考え、実行していく。そうすると徐々に周りの現実がそれに馴染むように変化してくるという事なのだろう。とても興味深い視点と思う。未来を先取りし、そこに至る場づくりをする。よく「○○特有の雰囲気」というのがある。○○には、職業の名前や社会的ステータスが入ると思えばイメージがつかめる。自他ともにそう信じ、歯車を回して行く。人は認めてもらうまでが大変で、認めてもらえば案外スムースに流れてしまう。ナチュラルなセルフプロデュースが大切なんだと気付く。

「エンジョイ」
〜無我〜
楽しむというのは、心地よい自己解放そのものだ。一般的に「わくわく」という言葉で表される。著者はこの状態とても大切にしている。きっと自分の感度がもっとも高まった状態だからだろう。なおかつ自然で無理がない。さえぎる余分なものが無いとも言えるし、本来の自分そのものとも言える。楽しむとは「集中」と「リラックス」という、相反する状態を同時にもっているベストな状態であり、スポーツの世界では、近年「ゾーン」と呼ばれているものと同じなのではないだろうか。一流の選手が好成績を出す時の心の位置取りと言い換えてもいい。

後記
2006年の現代版の本で久々に良著にめぐり会えたと感じます。進路選択や人生の選択にはじめて立ち向かう学生、新社会人。生き方に疑問を持ちはじめた社会人、子供を教える先生や親達。多くの人に読んで頂きたい本です。
この本は、単純明快で読んでいて心地よい。特に各章に盛り込まれたエピソードが面白い。
「一時間、一時間が未来につながっている。急に毎日が大切に思えはじめた。(一部抜粋)」
言われて見れば、当たり前の事を誰にでもわかりやすい言葉で本当に大切と気付かせてくれる本は実はあまりない。またその中で繰り返し読める本はもっと少ない。本著は、その中の一つと言えると思います。
ちなみに、私はこの本を友達にも買ってプレゼントしました。(それ程、感動しました)                      以上


posted by 商いの道 at 12:33| Comment(10) | TrackBack(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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