2005年05月20日

「思いやりの人間関係スキル」 R・ネルソン・ジョーンズ

誰でも、自分を大切にあつかって欲しいと思う。取引先、上司、同僚、恋人、友人、親..。しかし、一度つくられた人間関係(心理的ポジショニング)はなかなか変わらないのも、また現実的事実である。私は当時、その仕事に夢中でした。実際関わった仕事は、好奇心と責任感いう刺激を与えてくれた。男としてはある種磨きがかけられていたと思う。しかし、現実は、恋人との決めた約束も、「ごめん。明日は、仕事に行く。企画書のコンセプトに修正をしたいから、全体の骨組みが変わる。悪いんだけど、また今度..。」
 僕は当時、「浮気しているわけではないのだから、わかってくれる。そんなこと言わないでも仕事がんばっているから、あいつはわかってくれる」と勝手に楽観視していた。そして、それは繰り返された。ごねる彼女がこの会話に、素直になるにつれてお互いの心は、理解できない位離れていた。互いに「何故...。と」
 「スキル(技術)で人の心を、まして愛してやまない人に対して。なんて姑息だ。」僕はこの本を買うのに、2時間も葛藤したのをはっきり覚えている。
内容が良くても正しく相手に伝わらなくては、内容が良くないのと同じ

着眼点
自分の心が変わらなければ、相手の心も変わらない」
コミュニケーションの語源はコミュニケート(熱伝導)だ。相手の心を変えたいなら具体的行動で明確に伝達すること。相手に自分の理解を求めるなら、まず自分が相手を理解する。自分の心を相手の心に近づける努力をする。ここからが出発点だと。

読後の収穫
相手を変えたければ、まず自分自身の行動を変えよ」
相手に影響を与えているのは、自分だという事を自覚すること。自分が変われば関係も変わってくる。

「行動に自分の心を込める」
あの人の対応は、心が込もっていない。笑顔もつくり笑いだと。いわゆるマニュアル・テクニック思考。プロセスをセオリー通りになぞる。昔、一時あるファーストフードが揶揄されましたね。
「誠意」
誠実である事と正直である事は違う。と昔上司に言われた。私なりの理解では、前者は相手ありき、後者は自分がまずありきの違いなのだろう。
後記
「思いやりの力」これが小さいか、大きいか、深いか、浅いかによって、その人の現実世界を大きくも小さくもする。と私は感じる時が多々あります。人に何かを求めるなら、まずそれを与えよと。
 また私自身の営業スタイルにも大きく影響を与えた本でもある。もちろん良い影響でした。




今回ご紹介させて頂いた本
思いやりの人間関係スキル―一人でできるトレーニング

ご参考書籍対人援助とコミュニケーション―主体的に学び、感性を磨く
posted by 商いの道 at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 思いやり、やさしさ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月17日

「日本脱藩のすすめ」藤原肇

今回紹介させて頂く本は、絶版本です。あらかじめご了承頂きたく願います。しかし、WEB上では見る事が出来ます。記事の最後にULRを残しましたので、是非見て頂きたいです。
 何故この本が売られていないのか不思議に思う。そもそもこの本(WEB)との出会いは、司馬遼太郎先生の「竜馬がゆく」(本ブログ・「歴史小説に学ぶ」に掲載)を読んで、竜馬先生について色々調べているうちに偶然発見したものです。

着眼点
「源流(流れの源)〜本物を知り、本物の行動をする」
読後の収穫
「工夫せよ。同じ事をしていては、同じ発想しか生まれない」
著者は、新聞を読む事でも独創的です。3週間たってまとめ読みをするという。これは社会的事柄を一時の雑音に左右される事が無い。物語のような流れで見れる。これを繰り返すと物事の本流と支流が見えてくるという。そして未来が予測できると。こういった読み方を10年以上続けているという。
「一次情報の価値」
自らが生の情報の発信源から得る情報と、2次、3次とフィルターを通された情報では、得るものが格段に異なる。ではいかに一次情報を得るのか。本著に明確なマニュアルは書かれていない。しかしこの本を読み終われば答えは見えてくる。
「世界標準の認識」
ビックスケールである。一つの問題にぶちあったても、一段高い所で見れば、狭い認識の中の必要なハードルと気付く。

後記
私は、PCからプリンターに印刷した。約A4用紙70ページに及んだ。この本を読んだ時、まず「この人は本物だ!」と感動をしたのを覚えています。さらに私はラインマーカーを要所要所に引き、さらにレジュメを3枚にまとめた。本当に肉厚(情報が濃い)な本です。内容が濃すぎてまともな記事に出来ませんでした。お許しください。
また、この本は歴史に耐えた遺産がどれほどの価値を自分にもたらすのかを私に示唆してくれた本です。間違いなく私の思考と精神に影響を与えた本と断言できます。この本が書かれた時代は、日本が、内部経済の発展とゆがみ、経済は一流、政治は三流と言われ、国際化するためにはどうするといわれた時代でもありました。

起業家が読めば、「ビジネスを築く〜ジョブの違いとして」。
コンサルタントが読めば、「判断力とその醸成、情報源の築き方」。
教育者が読めば「将来の人間像、個性を伸ばす必要性とその内容」、
経営者が読めば「戦略形成と組織形成の新たな視点」として読み味わう事が出来ると思っています。

今回紹介させて頂いた本
「日本脱藩のすすめ」
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/library/dappan/dappan.html
posted by 商いの道 at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 残念、絶版本です | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月15日

「加速成功」道幸 武久

誰もが人生において自分の成功を望む。自分なりの形で自分を表現したいと。いわゆる自分のポジションを築きたいと願う。本著はそれを加速させゴールの道程を短縮化する秘訣を公開している。

着眼点
「一つの事実を裏付けているバックボーンは何かを探る」
作者は徹底して人の観察を行う。そしてその経験をさりげなく盗み、取り入れ模倣する。ある日下位の営業マン達が平日の勤務時間にサウナでくつろいでいる場面に出くわす。しかし、同じ場所に一人のトップセールスマンもいることにも気付く。「何故あなたまでが...。と」
読後の収穫
「自明の強みと弱みの自覚が成功の始まり」
自分の真価を、自分と他人の物差し両面で自覚している人は世の中にどれだけいるだろう。この自覚こそが自分の人生のベクトルを変えてしまう。常に強みで対応できるように物事を進めなければならい。もしくはそういった分野に進出すること。
「多面思考」
自分の降りかかった問題に対して、いくつもの対応法があることを人は知らない。視野が狭くなるからだ。実はこの対応法に難題を乗り切る知恵が隠されている。
「右脳の自信と左脳の恐れを最大化させる」
確信があれば自信も揺らがない。成功者とは人一倍強い警戒心と不安の中にいる。そしてその不安とどう向き合うのかが成否の鍵となる。不安を確信にまで変化させる執念が大きく影響する

後記
人間は1年でたいしたことは出来ません。でも10年あれば偉大な事が出来るということを多くの人は知りません。これは最終章で作者が残す言葉です。つまり、10年あれば成功するには充分な時間だといいたいのではないのでしょうか。

今回ご紹介させて頂いた本

posted by 商いの道 at 18:33| Comment(0) | TrackBack(2) | 成功法則 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月14日

「ウケル技術」 小林昌平・水野敬也・山本周嗣

大変珍しい本である。その意味で貴重と私は考えています。昔アマゾンでベストセラーにランキングされたのもうなずける。私自身「お笑い」には少しうるさいほうです。
本作品の優れたところは、「意図的に笑わせる」という言わば無形の暗黙知を形式知化した初の試みにある。また、才能や感性といったことで処理されてきた分野を論理と具体例でイメージ化を明確にしている点です。説明文もさることながら、図解説明が織り込まれているのには驚かされました。賛否両論ある作品かもしれませんが。手にして悪くない本です。

着眼点
「笑いとは、相手の知的感性の快感にコミュニケート(伝導)すること」
ビジネスで、どんなに相手と親しくなっても、状況により心理的壁や溝に阻まれることがある。その向こうの本音に近づけるか否かで成否が分かれることもある。営業の言葉でいえば、「相手の懐に飛び込む」とも言えます。笑いは、心が開放状態なのでそうした情報も得やすい。あるセールスマンが「笑わせたら勝ち」といっていた事を思い出す。

読後の収穫

「愛情を笑いで表現する」
人の笑顔は素晴らしい。心惹かれる人の笑顔はなおさらだ。司馬遼太郎さんは小説の中で、どこで、どのように人が笑うかで、その人の人格と知性がわかるという表現を時折書いている。

「笑いには知的冒険が隠されている」
よくネタを仕込む、ネタつくりという事を聞きますが、そこには、独創性が必要です。つまりアイデア。そのアイデアでどのように枠組みを創るのか、発想の拠点が垣間見られます。

「傷付く事を恐れず前へ」
いわゆる場が冷める。引く...。そんな失敗を重ねながら、「自分なりの笑い」をブラッシュアップしていく。何事も磨きが必要なんですね。

後記
著者が「笑いという強力なツールをもって相手に積極的に食い込もうとする立場で書いている」という通りその姿勢が作品から感じられました。「何故笑うのか?」というメカニズムを作者が論理展開し、さらにすべてのパターンに具体的にネタを示している。私はこの笑いという捉えどころの無いものに優れたメスを初めに入れた作者に脱帽です。
また余談ですが、問題に対しどのように処理し、相手にプレゼンしていくのかという事を学ぶ上でも本書の基本構成、文章展開、要素分解等の技術は優れています。

今回ご紹介させて頂いた本

2005年05月13日

続き〜同行二人 高野山 空海の教え〜

同行二人
四十八箇所という遍路の道程は長く、道も現代とは比較にならない位厳しい。安全とは程遠い道程の中で、お遍路さん達の心理的圧迫と変化は劇的なものだろう。
同行二人とは、「一人ではない。常に空海と供に一体となって歩いている。」という。

深々と降り積もる白い世界の中、観光客のいないそこは、純粋に僕だけの世界だった。
高野山は宿坊といって、お寺で遍路参りする人泊めてくれる部屋が寺内にある。
そこには一冊の本があった。

人はまず問題を選ばなくてはならない

自分にとって何が一番の問題であるか

何が自分にとって最も押し迫っているものであるかを知って

自分の心をととのえることからはじめなければならない
posted by 商いの道 at 17:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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